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2018.05.09 インフォメーション

第2クールOPテーマ「ダンシング」CDリリース記念!佐伯ユウスケスペシャルインタビュー

2018年5月9日(水)にCDリリース&フルVer.が配信される、『弱虫ペダル GLORY LINE』の第2クールオープニング(OP)テーマ「ダンシング」。4月からのOA後、佐伯ユウスケが提案する新しい切り口に、ファンからの注目度も特に高く、楽曲の斬新な提案に共感し、佐伯ユウスケ出演のMVも今まで以上の再生数をたたき出すという、ざわざわとした話題となっています。そんな「ダンシング」を歌う佐伯ユウスケのスペシャルインタビューが到着!

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●アニメ『弱虫ペダル』のテーマ曲は本作で4曲目となりますが、"弱ペダ"という作品にどんな印象を持っていますか?

佐伯:一瞬一瞬の描写をとても大切にされていますよね。キャラクターたちがレースで競り合っているときの表情、ゴールにたどり着いたときに見える景色、そういった瞬間が独特のスピード感を通して伝わってきます。印象に残るカットが多くて、曲作りに役立ちました

●新曲「ダンシング」のテーマについて教えてください。

佐伯:今回は「『弱ペダ』のサウンドを良い意味でぶち壊したい!」という想いがありました。『弱虫ペダル』の物語はどんどん進んでいますし、僕がアーティストとして考えていることも日々変わっています。その中で「新しいことをやらなければダメだ!」という危機感を抱いていたんです。そして「『弱ペダ』の世界観と、アーティストとしての僕を融合させたら、どんな楽曲になるのだろうか?」と考えました。

●歌詞で劇中のセリフをアレンジしているのは、その狙いゆえでしょうか?

佐伯:はい。「ダンシング」では主人公の坂道はもちろん、それぞれに正義があることを描きたくて、キャラクターのセリフをピックアップしました。サビの「Yes or Noか?」や「躊躇はおろか 容赦もないんだろうか」などですね。とくに御堂筋君の言葉は何としても入れたかったんですよ。印象的な「Phase」というフレーズを使って、曲に闇のイメージを忍ばせています。

●これまでの主題歌はポジティブな感情が伝わってくる楽曲でしたが、今回はなぜ闇のイメージを取り入れたのでしょうか?

佐伯:人間の強さを描くためには、負の感情に迫ることも必要だと思ったからです。今回は「恐怖」や「こわい」といったネガティブな言葉もあえてチョイスしました。僕は臆病な性格なので「今度の新曲は受け入れてもらえるのだろうか?」と不安に駆られてしまうんです。でも曲作りにおいては、負の感情から出てきたものに魂が宿ることもあります。御堂筋君もドロドロとした気持ちをレースで力に変えていますよね。誰もが陥る闇の中で、どうやって前を向いて全力を出し切るのか。その強さを表現したかったんです。

●「ダンシング」というタイトルの理由について教えてください。

佐伯:サビについて考えていたときに、ふと頭に浮かんできた言葉が「ダンシング」でした。「ダンシング」つまり「立ち漕ぎ」はロードレースで本気を出すときのテクニックです。そこから「僕もアーティストとして全力で挑みます!」という意気込みを込めました。

●サウンドは疾走感が伝わってくる仕上がりです。

佐伯:編曲の宮崎誠さんと一音レベルのやり取りを重ねて、レースの雰囲気を演出しました。BPMはこれまでの曲より遅いのですが、歌詞をギュッと凝縮したことでスピード感が生まれています。

●「ダンシング」で注目してほしいポイントはどこでしょうか?

佐伯:フルサイズ版にある「誰にも邪魔されぬ3分41秒」というフレーズです。3分41秒は実際の曲の長さなんですよ。この歌詞ができたのは「歌っているときは自分にとって一番自由な時間だから、好きなようにやってもいいんだよ」と言葉をかけてもらったことがキッカケです。「ダンシング」では前向きな気持ちやネガティブな感情など、僕のすべてを詰め込んで「本当の自分自身でいたい」という気持ちを表現しています。それを象徴するフレーズですね。

●OPアニメをご覧になっていかがでしたか?

佐伯:楽曲ごとに自分なりのイメージを考えているのですが、『弱虫ペダル』の映像は毎回その通りの仕上がりなんですよ。今回はタイトル明けに御堂筋君がグワッと出てくるカットが、まさにピッタリでした。曲を通じて制作サイドの皆さんにもイメージが伝わっているんだなと感激しましたよ。
それに巻島と東堂がリップシンクしてるカットや、歌詞を手描きで出してくれたことも嬉しかったですね。とくに英語の歌詞は僕を支えてきてくれた知人に作詞をお願いしたパートなんです。アニメーターさんをはじめ、多くの人たちが関わって作品を創り上げたことに感謝しています。

●MVは椅子取りゲームというユニークな内容で話題を呼んでいますね。

佐伯:僕はMVも作品の一つだと思っていて、「一体なんだろう?」と注目してもらえるようなギミックを大切にしています。椅子取りゲームであればシュールな掴みがありますし、『弱虫ペダル』には欠かせない疾走感も出るのでピッタリだなと(笑)。

●撮影はいかがでしたか?

佐伯:楽しかったですね。撮影がこんなに楽しくていいんだろうかと思うぐらいでした(笑)。WEB版のMVではダンサーたちと一緒に本気の椅子取りゲームに挑んでいます。負けたら僕であっても退場させられてしまうガチンコ対決で、演技では絶対に撮れない奇跡のワンショットが生まれました。何回見ても面白いPVに仕上がっていますので、こちらもぜひ楽しんでください。

●ファンに向けてのメッセージをお願いします。

佐伯:「ダンシング」は新しいチャレンジをしたいという意志が詰まった楽曲です。「2018年の佐伯ユウスケが『弱虫ペダル』の主題歌を歌うとしたらコレだ!」というものを出せました。すごく今の自分らしい作品になったと思っています。新しいサウンドを感じて、この曲を機に『弱虫ペダル』の新たな一面を感じてもらえれば嬉しいです!